2023年9月、EUで大きな決定がありました。人工芝のクッション材として使われている黒いゴムチップが、環境に悪影響を与える「マイクロプラスチック」として規制されることになったのです。

「では、今ある人工芝はすぐに使えなくなってしまうの？」という心配の声も聞かれますが、ご安心ください。EUでは現在使用中の人工芝は、そのまま使い続けることができます。新しく人工芝を設置する場合も、2031年までは従来通りのゴムチップを使うことができます。

しかし、この規制は世界中の人工芝業界に大きな影響を与えています。特に注目すべきは、環境に優しい新しいタイプの人工芝が次々と開発されていることです。例えば、ゴムチップの代わりに砂やコルク、木材チップなどの自然素材を使用した人工芝が登場しています。これらの新製品は、環境への影響を抑えながらも、これまでの人工芝と変わらない性能を実現しています。

実は、ドイツではすでに公共施設での新規設置において、ゴムチップ入りの人工芝は使用されなくなってきています。その代わりに、環境に配慮した新しいタイプの人工芝が標準となりつつあるのです。

日本でも、これからの人工芝選びは変わっていくことでしょう。特に、新しく人工芝を設置する場合や、古くなった人工芝を張り替える場合は、環境に優しい新しいタイプの人工芝を選ぶことをお勧めします。

その理由は主に2つあります：

1. 世界的な環境保護の流れに沿っており、将来的な規制強化にも対応できます

2. 子どもたちやアスリートが日々使用する施設として、より安全で環境に優しい選択となります

人工芝は、学校の運動場やプロ仕様のグラウンド、保育園の園庭など、さまざまな場所で活躍する大切な設備です。環境に配慮した新しい人工芝を選ぶことは、アスリートのパフォーマンスを支え、子どもたちの健やかな成長を見守りながら、私たちの未来により良い選択となるはずです。

「人工芝を新設したい」「張り替えを検討している」という方は、この機会に環境に優しい新しいタイプの人工芝についても、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。